同級生がアルコールとたたかっています。No.51

川辺秀年
1日前 ·
アル中になりました  嗚呼!ヘミングウェイ
ブックカバーチャレンジ 六日目
「詩神は渇く THE THIRSTY MUSE」
トム・ダーティス著 トパーズプレス発行
米国ノーベル文学賞作家7人のうち5人はアル中だった。
ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、フォークナー・・・
禁酒時代、文豪たちの高尚な趣味は、如何に密輸酒や密造酒を入手して楽しむかでした。
男らしさを求め、従軍記者となり、猛獣の狩猟や大物の釣りに興じ、ボクシングまでして、酒に明け暮れたヘミングウェイは、フィッツジェラルドやフォークナーを「呑んだくれ」と蔑みながら、自身が朝食代わりに呑むスコッチは優雅な嗜みとしていました。酒呑み特有のダブルスタンダードです。
酒を呑めば、男が女性化する事を知らなかった彼は、男らしい筈の酒豪の自分と、徐々に女性化する身体や心との狭間で人格は歪み破壊され、62才の誕生日を待たずに猟銃の引き鉄を引きました。アル中は「死にたい病」とも呼ばれます。自殺する寸前に、私を救ってくれたのは妻でした。
酒で亡くなった友人達を、酒に溺れたと私は思っていました。自分は違う。酒を嗜んでいると思っていました。全く同じです。ダブルスタンダードでした。酒呑み達は器用に言葉を操ります。
文豪たちの罪は、酒を礼賛した事です。自分自身が酒に取り込まれて生き地獄に陥ってからは、何も書けなくなり発信すらできなくなったので、その地獄の苦しさを書き残していません。
ローラ・ボーが持った勇気を持てなかった・・・運としか言いようがありません。「罪」と言いう言葉は撤回します。それは依存症という病気の症状です。
僅かに書き残されたのは、「あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない。」 by ヘミングウェイです。自尊心が強く自信家だった彼は、「酒」と書けずに、「自分」に置き換えたのでしょう。
序章から一部抜粋:
本書に載録された人物の多くが酒に支配された人生を送るか、酒の為に身の破滅を招いたというのに、その事実がほのめかされていることすら稀である。・・・違法あるいは新奇の薬(ドラッグ)に関しては極めて有害であるか異常と紙一重であるとみなすのに対して、酒は一般に害のない大衆向けの気晴らし薬(ドラッグ)と見なす幻想である。

 

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